文章・物語 / 日々のひとこま

ベランダのラジオ

ふつうの文章 · 時間制限なし

ベランダのラジオ

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ラジオを止めたのに、どこかで同じ曲が続いていた。

ベランダへ出ると、隣の窓から少しゆっくりしたピアノが聞こえる。

さっきの曲を練習しているらしく、同じところで何度も止まった。

洗濯物を干し終えるころ、初めて最後まで音がつながった。

思わず小さく拍手をすると、窓の向こうからありがとう、と聞こえた。

その日の洗濯物は、一曲ぶんの日なたの香りを連れて帰った。

ラジオを止めたのに、らじおをとめたのにrajiowotometanoni
どこかでどこかでdokokade
同じ曲がおなじきょくがonajikyokuga
続いていた。つづいていたtsuduiteita

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