三分早い時計
ふつうの文章 · 時間制限なし
三分早い時計
1 / 10 文目商店街の時計屋には、三分だけ早い大きな時計が掛かっていた。
隣の時計は正確なのに、なぜかそれだけ直していない。
店主に尋ねると、毎朝ここを通る人に聞いてごらん、と笑った。
翌朝、通りかかった人が時計を見て少し歩くのを速めた。
声をかけると、この三分のおかげで電車に間に合うんです、と教えてくれた。
昔、何度も乗り遅れたその人が店主に頼んだのだそうだ。
事情を知った人たちは、その時計を早起き時計と呼んでいる。
店主は三分早いです、と書いた札もちゃんと見せてくれた。
ぼくは駅までの道を急がず歩いて、一本早い電車を待ってみた。
ホームで飲む温かいお茶にも、三分ぶんの余裕ができていた。
商店街の時計屋には、しょうてんがいのとけいやには
shoutengainotokeiyaniha三分だけ早いさんぷんだけはやい
sanpundakehayai大きな時計がおおきなとけいが
ookinatokeiga掛かっていた。かかっていた
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