文章・物語 / 日々のひとこま

エレベーターの星

ふつうの文章 · 時間制限なし

エレベーターの星

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マンションの掲示板に、小さな星と上を見て、という紙が貼ってあった。

エレベーターに乗ると、天井近くにも同じ星の絵が見える。

その横には、空のある階へ、と小さく書いてあった。

屋上かなと思ったが、出入口には鍵がかかっている。

下へ戻る途中、三階の廊下で青い大きな絵が目に入った。

住人の作品を飾るいつもの場所が、今日は星空でいっぱいになっている。

絵を描いた人は、宇宙が好きな小学生とその祖母だった。

管理人さんと相談して、展覧会の案内を星探しにしたのだそうだ。

来た人が紙の星を一つ貼るたびに、廊下の夜空は少しずつ広がる。

ぼくも端に一つ貼り、家までの道に新しい星座を作った。

マンションの掲示板に、まんしょんのけいじばんにmanshonnokeijibanni
小さな星とちいさなほしとchiisanahoshito
上を見て、といううえをみてというuewomitetoiu
紙が貼ってあった。かみがはってあったkamigahatteatta

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