地図にない星
ふつうの文章 · 時間制限なし
地図にない星
1 / 10 文目お祭りの地図に、説明のない星印が一つだけあった。
屋台の列から少し離れた、小さな広場についている。
行ってみると、丸い穴の開いた紙袋が机に並んでいた。
受付の人は、暗くなったらわかるよ、と一枚渡してくれた。
好きな模様を描いていいと言われ、袋に魚と波を描いた。
夕方になると、みんなの袋の中に小さな電池のライトが入れられた。
明かりがつくと、穴から星のような光がこぼれた。
袋を並べた広場は、手で触れられそうな低い夜空になった。
ぼくの魚も光の中で、隣の花の模様と泳いでいる。
地図の星印は、みんなで夜空を作る場所を示していたのだ。
お祭りの地図に、おまつりのちずに
omatsurinochizuni説明のないせつめいのない
setsumeinonai星印がほしじるしが
hoshijirushiga一つだけあった。ひとつだけあった
hitotsudakeatta半角英数で入力 · 句読点・空白は入力しません
読書の記録はこのブラウザに保存されます。
← お話一覧に戻る制作・文責:sushida.org 運営者内容更新: