朝だけの足あと
やさしい文章 · 時間制限なし
朝だけの足あと
1 / 10 文目朝になると、玄関の床に小さな足あとが並んでいた。
家のねこは、白い前足をきれいにして眠っている。
足あとは窓の下から始まって、途中で消えていた。
次の朝も、同じ場所に同じ形ができている。
少し早く起きて、廊下からそっと見てみた。
ねこは窓辺の鉢に前足を入れて、土をちょいと触った。
それから玄関まで歩き、日の当たる場所に丸くなる。
なるほど、この足あとは朝の席までの道しるべだった。
鉢をねこの届かない棚へ移し、床を拭いて小さなマットを敷いた。
次の朝、足あとはなくてもマットの上にはいつもの丸い背中があった。
朝になると、あさになると
asaninaruto玄関の床にげんかんのゆかに
genkannoyukani小さな足あとがちいさなあしあとが
chiisanaashiatoga並んでいた。ならんでいた
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