向かいの窓の合図
ふつうの文章 · 時間制限なし
向かいの窓の合図
1 / 10 文目放課後、向かいの教室で黄色い紙がゆっくり揺れていた。
風もないのに、右へ二回、左へ一回と動いている。
次の日には、青い紙も一緒に顔を出した。
何の合図だろうと、友だちと動きをノートに写した。
よく見ると、紙には丸い目と大きな口が描いてある。
廊下を渡ってのぞくと、机の下に人形劇の台本があった。
窓は舞台の代わりで、紙は踊る魚の役だったのだ。
演じていた子が、お客さんがいたんだ、とうれしそうに笑った。
ぼくらはノートを見せて、魚の踊りならもう覚えたよと答えた。
文化祭では、黄色と青の魚にぼくらの赤い魚も仲間入りした。
放課後、ほうかご
houkago向かいの教室でむかいのきょうしつで
mukainokyoushitsude黄色い紙がきいろいかみが
kiiroikamigaゆっくり揺れていた。ゆっくりゆれていた
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