文章・物語 / ともだち

向かいの窓の合図

ふつうの文章 · 時間制限なし

向かいの窓の合図

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放課後、向かいの教室で黄色い紙がゆっくり揺れていた。

風もないのに、右へ二回、左へ一回と動いている。

次の日には、青い紙も一緒に顔を出した。

何の合図だろうと、友だちと動きをノートに写した。

よく見ると、紙には丸い目と大きな口が描いてある。

廊下を渡ってのぞくと、机の下に人形劇の台本があった。

窓は舞台の代わりで、紙は踊る魚の役だったのだ。

演じていた子が、お客さんがいたんだ、とうれしそうに笑った。

ぼくらはノートを見せて、魚の踊りならもう覚えたよと答えた。

文化祭では、黄色と青の魚にぼくらの赤い魚も仲間入りした。

放課後、ほうかごhoukago
向かいの教室でむかいのきょうしつでmukainokyoushitsude
黄色い紙がきいろいかみがkiiroikamiga
ゆっくり揺れていた。ゆっくりゆれていたyukkuriyureteita

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