手袋を買いに・雪の朝

名作の一節 · 新美南吉
ふつうの文章 · 時間制限なし1 / 6 文目

手袋を買いに・雪の朝

母さん狐は洞穴の入口から外へ出て始めてわけが解りました。

昨夜のうちに、真白な雪がどっさり降ったのです。

その雪の上からお陽さまがキラキラと照していたので、雪は眩しいほど反射していたのです。

雪を知らなかった子供の狐は、あまり強い反射をうけたので、眼に何か刺さったと思ったのでした。

子供の狐は遊びに行きました。

真綿のように柔かい雪の上を駈け廻ると、雪の粉が、しぶきのように飛び散って小さい虹がすっと映るのでした。

かあさんぎつねはkaasangitsuneha
ほらあなのいりぐちからそとへでてhoraananoiriguchikarasotohedete
はじめてhajimete
わけがわかりましたwakegawakarimashita

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この文章の参考資料

新美南吉『手袋を買いに』より、母さん狐が雪の反射に気づく場面の連続した一節。底本『新美南吉童話集』岩波文庫、岩波書店。青空文庫入力:大野晋、校正:伊藤祥。字句は変更せず、段落の空白とルビを外し、文節区切りと入力仮名を追加。青空文庫の関与を示すものではありません。

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