蜘蛛の糸・蓮池の朝

名作の一節 · 芥川龍之介
ふつうの文章 · 時間制限なし1 / 4 文目

蜘蛛の糸・蓮池の朝

ある日の事でございます。

御釈迦様は極楽の蓮池のふちを、独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。

池の中に咲いている蓮の花は、みんな玉のようにまっ白で、そのまん中にある金色の蕊からは、何とも云えない好い匂が、絶間なくあたりへ溢れて居ります。

極楽は丁度朝なのでございましょう。

あるひのことでaruhinokotode
ございますgozaimasu

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この文章の参考資料

芥川龍之介『蜘蛛の糸』第一章、最初の段落。底本『芥川龍之介全集2』ちくま文庫、筑摩書房。青空文庫入力:野口英司・平山誠、校正:もりみつじゅんじ。原文の字句は変更せず、ルビを入力仮名に置き換え、練習用の文節区切りを加えています。「金色=きんいろ」「蕊=ずい」は当該底本のルビを採用。青空文庫の関与を示すものではありません。

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