予定を一つ減らす旅

オリジナルのお話
ふつうの文章 · 時間制限なし1 / 10 文目

予定を一つ減らす旅

日帰りの旅の計画には、行きたい場所を思いつく限り書き込んでおいた。

地図に線を引くと、楽しむための時間より移動する時間のほうが長く見えてくる。

そこで一番楽しみな場所に丸を付け、あとは寄れたらよい場所として色を変えた。

帰りの列車の時刻は先に確かめ、そこから逆に考えて歩く範囲を決めておく。

当日は小さな展示室で思いがけず気になる絵を見つけ、しばらく足が止まった。

前の計画なら時計ばかり見たはずだが、今日はその絵の前にもう少しいられる。

店の人との会話から近くの散歩道を教わり、予定とは違う角を曲がってみた。

全部を回ることはできなかったけれど、覚えて帰りたい景色は前より増えた。

帰りの座席で残した場所を眺めると、行けなかった印ではなく次の楽しみに見えた。

予定を一つ減らしたら、その隙間に自分だけの旅が一つ入ってきたのだった。

ひがえりのたびのけいかくにはhigaerinotabinokeikakuniha
いきたいばしょをikitaibashowo
おもいつくかぎりomoitsukukagiri
かきこんでおいたkakikondeoita

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H右の人さし指

上から見た手の図です。表示された指で打ち、もとの位置へ戻しましょう。

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