絵はがきに残す帰り道

オリジナルのお話
ふつうの文章 · 時間制限なし1 / 10 文目

絵はがきに残す帰り道

旅行の最後の日、荷物の隙間に入る土産を店先で探していて、一枚の絵はがきを見つけた。

描かれているのは有名な景色ではなく、私たちが何度も通った川沿いの道だった。

橋のそばの木も角にある青い屋根も、実際の道と少しずつ形が違う。

それでも、朝に通ったときの空気が絵の中から戻ってくるように感じた。

私は一枚買い、帰りの列車を待つ間に旅の途中で笑ったことを裏へ書いてみた。

店の人に道を尋ねたこと、パンを半分にしたこと、友人が靴ひもを二度結び直したことだった。

地名を全部並べるより、小さな出来事を一つ書いたほうが旅の顔がよく見える。

家に帰ってから机の前に飾ると、その道はいつもの部屋にもつながった。

忙しい朝に眺めても、旅行中に歩いた速さを少しだけ思い出せる気がする。

荷物の隙間に入れた小さな一枚が、思っていたより広い思い出の場所になった。

りょこうのさいごのひryokounosaigonohi
にもつのすきまにはいるみやげをnimotsunosukimanihairumiyagewo
みせさきでさがしていてmisesakidesagashiteite
いちまいのえはがきをみつけたichimainoehagakiwomitsuketa

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R左の人さし指

上から見た手の図です。表示された指で打ち、もとの位置へ戻しましょう。

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