絵はがきに残す帰り道
オリジナルのお話絵はがきに残す帰り道
旅行の最後の日、荷物の隙間に入る土産を店先で探していて、一枚の絵はがきを見つけた。
描かれているのは有名な景色ではなく、私たちが何度も通った川沿いの道だった。
橋のそばの木も角にある青い屋根も、実際の道と少しずつ形が違う。
それでも、朝に通ったときの空気が絵の中から戻ってくるように感じた。
私は一枚買い、帰りの列車を待つ間に旅の途中で笑ったことを裏へ書いてみた。
店の人に道を尋ねたこと、パンを半分にしたこと、友人が靴ひもを二度結び直したことだった。
地名を全部並べるより、小さな出来事を一つ書いたほうが旅の顔がよく見える。
家に帰ってから机の前に飾ると、その道はいつもの部屋にもつながった。
忙しい朝に眺めても、旅行中に歩いた速さを少しだけ思い出せる気がする。
荷物の隙間に入れた小さな一枚が、思っていたより広い思い出の場所になった。
りょこうのさいごのひ
ryokounosaigonohiにもつのすきまにはいるみやげを
nimotsunosukimanihairumiyagewoみせさきでさがしていて
misesakidesagashiteiteいちまいのえはがきをみつけた
ichimainoehagakiwomitsuketa半角英数で入力 · 句読点・空白は入力しません
R左の人さし指
上から見た手の図です。表示された指で打ち、もとの位置へ戻しましょう。
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