音を出さない合奏

オリジナルのお話
ふつうの文章 · 時間制限なし1 / 10 文目

音を出さない合奏

発表会の前日、私たちは集まる場所を見つけたが、楽器を鳴らせる部屋ではなかった。

練習を諦めかけると、友人が楽譜を広げ、入り方だけでも確かめようと言った。

私たちは音の代わりに手を小さく動かし、自分の出番で顔を上げてみる。

最初の合図では二人が違うところを見ていて、始まりが少しずれてしまった。

指揮をする友人は大きく振るのではなく、先に目を合わせてから腕を動かした。

今度は全員の手が同じところで止まり、音がないのに終わりがそろったと分かった。

途中で迷う場所には楽譜へ印を付け、誰の動きを見るかも相談しておいた。

本番の朝、楽器を持って並ぶと、昨日と同じ合図が正面から届いた。

最初の音が一緒に会場へ出ていったとき、私は楽譜の小さな印を思い出していた。

音を出せなかった時間にも、私たちはちゃんと合奏の続きをしていたのだった。

はっぴょうかいのぜんじつhappyoukainozenjitsu
わたしたちはあつまるばしょをみつけたがwatashitachihaatsumarubashowomitsuketaga
がっきをならせるgakkiwonaraseru
へやではなかったheyadehanakatta

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H右の人さし指

上から見た手の図です。表示された指で打ち、もとの位置へ戻しましょう。

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