音を出さない合奏
オリジナルのお話音を出さない合奏
発表会の前日、私たちは集まる場所を見つけたが、楽器を鳴らせる部屋ではなかった。
練習を諦めかけると、友人が楽譜を広げ、入り方だけでも確かめようと言った。
私たちは音の代わりに手を小さく動かし、自分の出番で顔を上げてみる。
最初の合図では二人が違うところを見ていて、始まりが少しずれてしまった。
指揮をする友人は大きく振るのではなく、先に目を合わせてから腕を動かした。
今度は全員の手が同じところで止まり、音がないのに終わりがそろったと分かった。
途中で迷う場所には楽譜へ印を付け、誰の動きを見るかも相談しておいた。
本番の朝、楽器を持って並ぶと、昨日と同じ合図が正面から届いた。
最初の音が一緒に会場へ出ていったとき、私は楽譜の小さな印を思い出していた。
音を出せなかった時間にも、私たちはちゃんと合奏の続きをしていたのだった。
はっぴょうかいのぜんじつ
happyoukainozenjitsuわたしたちはあつまるばしょをみつけたが
watashitachihaatsumarubashowomitsuketagaがっきをならせる
gakkiwonaraseruへやではなかった
heyadehanakatta半角英数で入力 · 句読点・空白は入力しません
H右の人さし指
上から見た手の図です。表示された指で打ち、もとの位置へ戻しましょう。
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