雨の日の町歩き

オリジナルのお話
ふつうの文章 · 時間制限なし1 / 10 文目

雨の日の町歩き

旅行の日の朝、窓の外を見た友人が雨だねと言って地図を机に広げた。

私たちは傘を持ち、濡れずに長く歩くことよりも休める場所を途中に探してみた。

屋外の坂道は別の日の楽しみにして、今日は駅に近い展示館へ向かうことにする。

開いている時間を出発前に確かめると、ちょうどよいところに小さな喫茶店もあった。

商店街の軒先では、雨粒の音が屋根の材質ごとに違って聞こえた。

店に入る前に傘の水を落とし、通り道をふさがない場所で傘をまとめる。

展示館の窓からは向かいの看板が水たまりに映り、逆さの文字が揺れていた。

晴れた写真ばかりを見ていた町に、こんな色もあるのかと二人で見入った。

帰るころには雨が小降りになり、最初の計画とは違う道の思い出ができていた。

天気に逆らって急ぐより、今日見える町に予定を合わせてよかったと友人が笑った。

りょこうのひのあさryokounohinoasa
まどのそとをみたゆうじんがmadonosotowomitayuujinga
あめだねといってamedanetoitte
ちずをつくえにひろげたchizuwotsukuenihirogeta

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