失敗作も並ぶ棚

オリジナルのお話
ふつうの文章 · 時間制限なし1 / 10 文目

失敗作も並ぶ棚

初めて工作の会に参加して、私はうまく切れなかった紙の鳥を机の下へ隠していた。

隣では経験のある人が細い羽を作っていて、同じ紙とは思えないほどきれいだった。

休憩になり部屋の棚を見ると、片方だけ大きな羽の鳥が目の高さに置かれている。

その横の札には、同じ形に切ろうとした日の小さな失敗が書き残してあった。

隣の人に尋ねると、あれは私の最初の鳥だと少し照れながら話してくれた。

私は机へ戻り、隠していた鳥を二人の間にそっと置いてみた。

どこで切りにくかったかを指でたどると、折る向きを変える方法を教えてもらえた。

次に作った鳥は前より少し整ったが、最初の鳥の大きな羽も捨てずに残しておく。

棚に置いてよいかと聞くと、その人は場所を一つ空けて私を待ってくれた。

帰る前に付けた札には、次は折る向きを変えてみると、未来の自分への短い言葉を書いた。

はじめてこうさくのかいにさんかしてhajimetekousakunokainisankashite
わたしはうまくきれなかったwatashihaumakukirenakatta
かみのとりをkaminotoriwo
つくえのしたへかくしていたtsukuenoshitahekakushiteita

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H右の人さし指

上から見た手の図です。表示された指で打ち、もとの位置へ戻しましょう。

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